キャリパーブラケットとサイドブレーキアンカーピン取付のための補強ブラケットをアーム部に溶接しています。
片側をボルト固定しているので溶接時の治具製作が不要です。
ハブとローターがボルト止めになっているタイプ(2000ZRUなど)は、かぶせタイプローター用のハブ(3000ZRなど)に交換が必要。
ハブを交換しローターを取り付けたらキャリパーの取り付けになりますがロータがキャリパーの中心に来ないため4mmのオフセットカラーが必要です。
キャリパーの逃げのあるホイールでないと干渉します。
ブレーキライン製作
サイドブレーキワイヤーの分岐点にボルトを溶接しアジャスターとつないでいます。
アジャスターを右側はショートタイプに加工し左側はノーマルを使っています。
BNR32用のサイドブレーキの部品をすべて使用して組み付けてみました。
BNR32とは違い上下逆さまに組みつけています。
ハブに逃げ加工をしているのでバブを外さなくてもサイドブレーキの部品を外すことが出来ます。
バックプレート、ハブ、アンカーピンを組付け
バックプレートは純正穴4箇所にキャップボルトを使用して取り付けています。
サイドブレーキ調整が出来るようにハブのフランジ面に逃げ加工をして組付けています。
アンカーピンはネジ部を短くし純正のワッシャーとナットで取付けます。
バックプレート製作
バックプレートのサイドブレーキ土台を外した残りの部分のプレートにサイドブレーキ土台と同じ大きさの穴を開け、部品を仮組みしてプレートがキャリパーに干渉しない位置でサイドブレーキ土台と部分溶接しています。
ブラケット取付のボルトとバックプレートが当たるので穴のあけて逃しています。
合せ部分にすき間が出るのでコーキングで埋めています。
キャリパーブラケットの取付。
バブが付いている状態で片側のキャリパー取付部をカットします。
もう片側の取付穴にオリジナル取付ブラケットを仮止めしてパットがローターの外辺りになるようにカットした面を修正しながら合せ溶接しました。
片側をボルト固定タイプにすることでキャリパーの位置が決めやすく、溶接箇所が少なく歪が出にくい様にしています。
加工した土台の部分とこのたび製作したオリジナル部品とを溶接して一体化にしました。
これでサイドブレーキの土台は完成です。
サイドブレーキ取付台製作
BNR32用バックプレートのサイドブレーキの土台の部分を取り外し左画像のように加工しています。
Z31にBNR32のリヤ側2POT(インサイドドラム)ブレーキ移植
最後にエアー抜きとサイドブレーキ調整(ローターの調整穴から出来る)とアライメント調整をして完成
フロントのみ4PTOだと前後のバランスがあまり良い感じではなかったのですがリヤを2POTにすると
4輪のバランスがよく車全体が沈み込むようになり車が安定するようになりました。
おまけ
フロントブレーキ移植の方法